大学はどこに進むのか。

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大学が潰れる、それは学生募集の困難によるものが主要因となる。
それは変わらないのだが、一時はこれにファイナンスの問題が相俟って経営が不安定になると言われた。あるいは地方では少子化が要因になって学生募集がうまくいかず経営が破綻するとも言われた。

ところが、これにAIの進化による職業の変化が加わったり、長引く不況で地方から都市部に学生がやってこなくなったりといったことが加わると、危ない大学の要件が変わってくるのではないだろうか。

いずれにせよ、私立大学の多くは人文社会科学系学部が中心で学生からの収入に頼るところが大きい。受験生も入学後の勉強の気楽さと就職はどうにかなるだろうという根拠のない期待感で、人文社会科学系に進学してきた。特にこうした進学者の中には、高校時代に数学から逃げたり数学の勉強をやめたりした人が多い。

さて、若者の未来を考えたときに大学はいまのままで良いのだろうか。
大学はいま何を変えるべきなのか。